Soyのブログ

ACTH単独欠損/続発性副腎不全

副腎不全を治療して改善したこと2

この記事に対する追記。

  • 浮腫がほとんど無くなった。治療前は、浮腫が酷すぎて動けないことがとてもよくあった。倦怠感と浮腫は同時に出ることがほとんどで、浮腫が改善すると倦怠感や頭がボーッとする感じもましになることが多かった。熱いお風呂に入ると浮腫は良くなるが、血圧が(すでにかなり低いのに、さらに)低下してクラクラするので、お風呂の後休憩時間が必須だった。用事があるときは、お風呂→休憩→ごはん→休憩(低血糖が改善するまで) という段階を踏んでからようやく外出できたため、健康な人と比べ使える時間はずっと少ないのに、出かける準備に4、5時間は必要だった。
  • 低血糖が改善し、頭がちゃんと働く。治療前と比べ、物事の優先順位が付けられるようになった。深く考えないでも、何が重要で、何が瑣末なものなのか、判断が付く。これはタスクの優先順位を付けるときもそうだし、何かを人に説明するときもそうである。ポイントを押さえて説明できるようになり、さらに相手が何を知っていて、何を知らないか、ということにまで気を配る余裕ができた。
  • 字が綺麗になった。字自体は元々綺麗と言われることもあったが、副腎不全になってからは字の軸が揃わなかったりして、文章全体を見ると悪筆だった。今は急いで書いても、文字の列が綺麗に直線上に並ぶ。全体を俯瞰してバランスをとるというような能力が上がったのかな、とも思っている。
  • 心を乱されにくくなった。考えても無駄なことを考えない、というような制御をしやすくなった。ただ、これは治療前より良くなっただけでなく、病気が発症する前の中学生のときや、他の同世代の人の平均と比べても、今のわたしは心が乱されにくいように思う。これは、病気で八方塞がりのときにずっと認知行動療法の本を読んだり、瞑想をしたりして、せめて心の健康だけでも保とうとしていたため、その成果なのかもしれない。〔ただ、病気から得たものがあるとはいえ、どう考えても失ったものの方が多いため、病気があったからこそ今のあなたがある、という励ましを貰うと(気持ちはありがたいものの)少し的外れだと感じる。〕

今後も思い付いたら追記する。